ブログ初投稿からたった2週間で情報発信の難しさを肌で感じた話

どうも、とある社長です。

ブログを開設してから約1か月、初記事投稿から約2週間経過しました。

こちらの記事で、投稿済みの6記事の具体的なPV数を交えてリアルな状況を紹介しましたが、正直なところ、ブログを始める前はすぐにPVが右肩上がりすることを妄想していました。

しかし実際にブログで情報発信を始めてみて現実はそうは甘くないことを痛感するとともに、色々と見えてきたことがあります。

そこで本記事では、情報発信のどういったことが難しいのか、当ブログの問題点の分析、そしてそれらを踏まえた対応策をどうしていくかについてここに記します。

目次

情報発信の何が難しいか?

現時点で感じる情報発信の難しいと思う点は以下の4点です。

  • 量と質の無慈悲なトレードオフ
  • Google評価の限界
  • 単純に言語化は難しい
  • 効果が見えにくい

それぞれ詳細を説明していきますが、その前に前提となるGoogleの評価基準について触れておきます。

Googleの評価基準

Googleは究極的には利用者にとって価値のある検索結果を表示することを目指しており、以下のE-E-A-Tと呼ばれる4つの評価基準を定めています。コンテンツはこれらの基準を満たす必要があります。

E:Experience(経験)
E:Expertise(専門性)
A:Authoritativeness(権威性)
T:Trustworthiness(信頼性)

Experience, Expertise, Authoritativeness and Trust (E-E-A-T) are all important considerations in PQ rating. The most important member at the center of the E-E-A-T family is Trust.

General Guidelines

① 量と質の無慈悲なトレードオフ

Googleの評価を上げたり、少しでも記事が見られる可能性を上げるには、記事の量を増やすことが必要です。

例えば、スイーツ店を紹介するブログがあるとして、2、3店舗しか紹介していないブログよりも、100店舗紹介しているブログの方がGoogleの評価は高まります。

上述のE-E-A-Tに照らすと、専門情報が網羅されているという点で専門性(Expertise)の評価が高まり、掲載する店舗数が多い方が他のサイトやSNSで紹介されたり言及される数が多くなるため権威性(Authoritativeness)が高まるということですね。

また単純に記事が多ければ、どれかが検索にHitする確率が高まります。

従ってまずは記事の量を増やすことが王道戦略なのですが、単純に量だけ増やせば良いというわけではありません。

何故なら「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」という戦略がブログの場合は逆効果になる可能性が高いためです。

Googleは究極的には読者のためになるサイトを検索結果の上位に示すことを目標としているため、品質の低いコンテンツが混ざっている場合にブログ全体の評価が下がってしまい、本来検索結果の上位となるべきコンテンツの順位も大幅に下がってしまうことになります。

従って、量を増やすことは必須ではあるものの、コンテンツは質の高いものが求められます。

一見当然のことのように思えますが、言うは易く行うは難しで、いざ取り組んでみると高品質のコンテンツを作成することは時間的にも能力的にも中々難しいと感じます。

特に一定の質が認められるには一定の文字数が必要で、いくら書きたいアイデアが思い浮かんでも、それをある程度の長さの文章にするとなると時間的、心理的ハードルがグッと高まります。

これが情報発信の難しさの1つめの理由です。

② Google評価の限界

こちらの記事で分かりやすく解説されていますが、Google検索をしても欲しい情報が見つからないことが多いです。

キーワードに代表されるSEOテクニックが溢れかえり、検索してもほとんど似たようなサイトが多く表示され、内容も薄いというものですね。

例えば、何の基準で選ばれたか不明瞭な○○選記事はよく言及されるところです。

また個人的には、個室のレストランを調べても全然役に立つ結果が出てこないことが多いです。個室が1つしかなく、それも特定のメニューを注文しないとダメだとか、半個室も個室として表示されるとかですね。

このような状況が情報発信の難しさにどう関連するかというと、時間や労力をかけて質の高いコンテンツを作成しても、必ずしも検索上位になるとは限らないという点です。

あえて検索上位と限定的に表現しましたが、情報発信をしてみて、やはり見られない情報はどうしても発信する意味が乏しくなってしまいます。

SEO対策でキーワードの重要性が触れられないことはないくらいにキーワードは重要視されていますが、タイトルをよく検索されるキーワードを前提にするとどうしても内容に縛りが出てきてしまいますし、先に本文のイメージがある場合でタイトルをつけようとしてもタイトルのつけ方も縛りを受けてしまいます。

どんなにうまいタイトルをつけても、それが検索で表示されなければ意味がなくなってしまうので、どうしてもありきたりなタイトルをつけざるをえない、そして内容もそのタイトルに沿った内容にしなくてはならない、という状況です。

このようにどうしても、検索上位に入れるようなテクニックを追い求めることと、本来自分が発信していきたいことが重ならない場合には頭を悩ませることになります。

③ 単純に言語化は難しい

実際に情報発信をしてみると、事象や思考を言語化することの難しさを感じます。

適切な語彙や文法で文章を組み立てることはもちろんのこと、頭で考えていることを分かりやすく、かつ理想を言えば気持ちを動かすように言語化することは相当ハードルが高いです。

そもそも、一つの記事でどの範囲まで伝えるかや、どの時期にどのテーマを扱うか、といったことも考える必要があり、中々筆が進まないことも多いです。

ただこの点については多くの方が書かないと向上しないと言っているので、そういうものかと割り切って進んでいくことが大事です。

④ 効果が見えにくい

ブログもTwitterもゼロから始めた場合、しばらくの間は効果が見えにくい状況が続きます(そしてそのしばらくがどのくらい続くかが分からない)。

具体的には、記事がGoogle検索で反映されるまでには一定の時間を要し、仮に反映されてもアクセス数の伸びも緩やかになることが想定されます。

Twitterで元から一定のフォロワーがいる状態であればブログ開始直後でも一定のアクセスは望めますが、ゼロからの場合はそこもないので当面はどの記事を書いてもアクセス数が伸びない状況となります。

これの何が辛いかというと、試行錯誤をするにも最低限のアクセス数は必要なため、それすらもない状況では手掛かりのない中進まざるをえないことになります。

イメージとしては、濃い霧や暗闇の中を一人で進んでいくような感覚に陥ります。

この点については今はそういう時期だと我慢しつつ、自分なりのロジックを考えて試行錯誤を継続していくしかないですね。

当ブログの状況確認

さてブログを開設してから約1か月、初記事投稿から約2週間経過した時点で感じた情報発信の難しさについて触れてきましたが、ここで当ブログの状況について確認します。

7記事目を含んだ状況は以下のとおりです。

記事No.タイトル(その後タイトルを修正した記事も修正前のタイトルを記載)PV数
1飯坂温泉の夜散歩で非日常感を味わう。(福島県/飯坂ホテルジュラク/2泊3日/2023年7月/子連れ)29
2バリューコマースの審査に1つの記事(約7,500文字・累計1桁PV)のみで合格できたので要因を分析してみました。13
3ブログ初心者がブログ初投稿してTwitterでつぶやくまでに2週間かかった問題(流れや事前準備、気づき事項など)11
4次回の英検1級合格の決意表明と作戦をここに記す(2023年度第2回検定/2023年10月8日実施予定)8
5iPhoneの写真を用いた説明でブログ画像周りの疑問やイライラをスッキリさせる記事(ブログ記事本文用の画像のアスペクト比とかサイズはどうすれば良いかなど)5
6DIXANS(ディゾン)人形町店で上質な午後のひとときを味わう(東京都中央区-人形町エリア/カフェ)4
7「Lv1魔王とワンルーム勇者」の第4話が心に刺さる
14

悲惨な状況ではありますが、分かってきたこともありますので、後ほど触れていきます。

当ブログの問題点

続いて、当ブログの何が問題(PV数が少ない理由)かという点ですが、主には以下の理由が挙げられます。

そもそも投稿が少ない

先述のとおり、まずは記事の量を増やしていく必要がありますが、それができていません。

アクセスが多くなるようなジャンルや内容の記事ではない

最初から検索の多いところを狙っても競合が強すぎて逆効果になるため、あえてニッチなところを狙いにいったり、元々の情報発信のスタンスからズレていなければ、アクセスが多くなるようなジャンルや内容の記事ではないことが必ずしもダメだということにはなりませんが、PV数が伸びない理由にはなります。

ビジネスブログを自称しつつも、ブログの幹となるカテゴリーの記事が少ない

現状の記事は旅行1、カフェ1、英語1、ブログ4の計7記事で、ブログのキーとなる起業やプログラミング、キャリアアップの記事がない状況です。

カテゴリーの多さ

カテゴリーは絞るべきということが定説の中、カテゴリーが多いです。しかもスカスカです。ただしカテゴリーについては意図があるので、まずは記事を揃えてスカスカな部分を改善して様子を見たいと思います。

では今後やるべきことは何か

ここからは今後の対応策について纏めていきます。

情報発信のスタンスを再確認

まず大前提となるのは、改めて情報発信のスタンスを認識するという点です。

当ブログのコンセプトは以下のとおりで、まさに今現在チャレンジしている最中の人が発信するというスタンスがあります。

起業×プログラミング×情報発信
全て未経験の30代後半サラリーマンがIT系で起業し情報発信するブログです。
副業やリスキリング、キャリアアップを考える方にも役立つ情報を提供します。

従って、何か凄いことを言わなければいけないと尻込みする必要はなく、とにかくチャレンジして、うまくいかない点も含めてできるだけありのままを発信することが大事だということは再認識する必要があります。

見てもらうための最大限の努力はすべき

Google評価の限界について偉そうに語りましたが、情報発信については何を発信するかと同じくらい、どのように情報を見てもらうかについても重視すべきです。

どんなに質を高めようと努力して良いコンテンツを作成したとしても、それが届かなければやはり意味が薄いです。

従って、いわゆるSEO対策は確りとやりつつも、そこから更に戦略を立て試行錯誤していく必要があります。

印象に残っている一つのブログがあります。

そのブログは現役コンサルタントで非常に英語ができる方が書かれていたブログで、英語にしろコンサルタント的視点のビジネス記事にしろ、高いレベルの記事が多くありました。

学びの多い記事ばかりで、僕も日々の仕事や英語学習に活かせるように折に触れて見ていました。

しかしながらある記事で30程度のPVを嘆いていました。PV数が要因なのかは定かではないですが、現状は更新が止まってしまっています。

思考レベルの高い本質的な内容であったので有意義でしたし、この記事があまり読まれないのかと残念に思いましたが、確かにSEOの観点からはPV数が伸びない理由はいくつか思い当たります。

例えば、そのブログは無料ブログで、記事も短いものが多かったり、キーワードが含まれないタイトルだったり、パンくずリストもないなど、振り返って考えるとSEO対策としては改善すべき点は多かったように思います。

また仕事術やビジネスにおける考え方の内容もターゲットを割と選びそうな内容ではありました。

このように、(何を基準とするかで変わりうるものですが)いくら質が高くてもアクセス数が多くなるわけではなく、アクセス数を集めるのはまた違う工夫が必要であることは忘れないようにする必要があります。

具体的にどうするか

(1) まずとにかく記事を書く

他にもやるべきことは沢山あるのですが、意識的に時間を割かないといつの間にか何もしていないまま時間がだけが過ぎることになるので、できる限り頑張ろうと思います。

どこまで書くかですが、これまで思いつくままネタをメモ帳には書いていたので、まずはそれらを吐き出してみます。ただし、言語化してある程度の文字数にするハードルがかなり高いのですが…。

SEOのためには3,000文字は必要とも言われてもいますが、当面は1,500文字程度を目安にして、書くことのハードルを下げることを優先します。

(2) タイトルを工夫する

まずは書きたいことが最初にあるので、キーワードから考えるという王道ド真ん中ではないですが、できる範囲でタイトルも工夫していきます。意識する点としては、検索数が多いキーワードなどSEOに配慮しつつ、ついクリックしたくなるタイトルになるように頑張ろうと思います。

例えば本記事のタイトルは以下のように、当初は別のタイトルをつけていたのですが、伝えたいことは盛り込みつつも、中身が気になるようなタイトルになるように心がけ、変更しています。

変更前:ブログでの情報発信の難しさを痛感したので理由を分析し対策を記す(初投稿から約2週間経過)
変更後:たった2週間で情報発信の難しさを肌で感じた話

タイトルの重要性は、先述の「当ブログの状況確認」で紹介した記事のうちの一つである「「Lv1魔王とワンルーム勇者」の第4話が心に刺さる」という記事をTwitterで宣伝したときに感じました。

キーワードを盛り込んだ説明くさいタイトルよりも、どういうことだろう?というタイトルの方が明らかにアクセスが違ったのです。これまで7記事投稿していますが、この記事は最新の投稿にも関わらずアクセス数は2位まで伸びています。

全くキーワードを入れないことは逆効果ですが、キーワードを意識しつつ興味をひくタイトルにしていきます。

(3) 失敗談も含め実際の経験や感じたことなどをしっかり盛り込む

Googleの評価基準のうち、経験(Experience)に関連するところですが、記事を書くのであればできるだけ実際に経験しないと書けないことを盛り込みます。

実際の経験は大きな差別化になるので、この点は重視していきます。

(4) 一工夫して差別化を意識する

同じような内容で同じような情報を纏めた記事を書いても、先行者や量で戦う相手には到底勝てないため、一工夫してとにかく差別化を図ります。

例えば、旅行記事で言えば夜散歩をテーマにして差別化を意識し、カフェのブログではコーヒーの産地や味などコーヒー自体を少し掘り下げられるように意識し差別化を図りました。

(5) 適度に集客できる記事も混ぜていく

ブログのコンセプトに沿うことが前提ですが、定期的に集客できる記事も書いていきたいです。

まずは幹となる記事がある程度揃っていることが前提ですが、先人たちの公表してくれているデータをみると、PV数の多い記事があった後はその後のPV数が一定程度底上げされるので、ここも対策していきます。

(6) SNS運用も頑張る

SNSまでまだ手が回ってないですが、機械的なブログの宣伝だけでなく、SNSもちゃんと運用していこうと思います。まずは唯一始めたTwitterをよく観察し、どういうことが出来そうかを考えていきたいと思います。

少なくとも感じるのは、Twitterの名前はブログ名ではないほうが良さそうだとか、プロフィールはもう少し工夫した方が良さそうかなという点です。

例えば資格試験を目指す方は多いと思うので、英検や基本情報といった資格の勉強中である点は書いた方が良さそうです。

まとめ

今回の記事では、ブログ初心者が置かれた状況をリアルに伝えたつもりですので、同じように少し壁にぶつかってしまい困っている方などのお役に立てれば何よりです。

はじめはどうしても成果が出ずに苦しい時期が続きますが、これはこれでやってみないと分からない貴重な経験として前向きに捉えて試行錯誤を続けていきたいと思います。

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